3月22日、モディ首相の発表の通り、インドは全国外出禁止が実行されました。
朝7時から夜9時まで。
まず、朝、街の静けさに驚き、普段どれだけ自動車の音やクラクション、
様々なアナウンス、音楽の音で溢れていたのかを、改めて実感しました。
そして、モディ首相と約束の5時。
子供達「本当にするの?」
私「もちろん!」
ベランダで家族とお鍋やスチールのお皿を叩きました。
5時ぴったりに私たちが叩き始めると、遠くで叩く音がしてきました。
下の 階や隣の建物からも叩く音が響いてきました。
中にはずいぶんリズミカルな音が聞こえました。
あれは多分太鼓が叩けるビカッス君でしょう。
5分間、叩き続けました。
目的は、新型コロナウイルスの治療に従事する医療関係者に対して、
尊敬と感謝の気持ちを表すためです。
なぜ、お鍋やお皿を叩くのでしょうか?
叩いて、それでどうなるのでしょうか?
お鍋やスチールのお皿を叩くと大きな音がします。
各家庭で叩けば、町中に音が響きます。
それが必ず、その医療関係者の耳に届くだろう、ということなのです。
人々の感謝の気持ちです。
この行為によって、モディ首相は人民の団結と、
人民の関心を集め、新型コロナウイルスに対しての意識を高めることを
本当の目的としていると思います。
今回の外出禁止のことをインドでは「ジャンタ・カーフュー」と言います。
でも、勘違いして、街を集団で行進している人たちもいました、、、、!
モディ首相が家の玄関やベランダで、と言っていたのに、、、、!
😅
さすが・・・!
昨日の5時の感謝の活動を、
ブッダガヤ日本語教室の教師や生徒たちに呼びかけました。
そして、大勢がその様子のビデオを送ってくれました。
それをまとめましたので、ぜひご覧ください。
街中に音が響いていました。
このビデオを見て、あるインド人がコメントを書いてくれました。
「こんなパフォーマンスをして一体何になるんだ。
それよりも消毒薬やマスクを
用意したほうがいいじゃないか。」
その通りです。
ですが、そのもっともっと前の段階で、
まず人々に関心を持ってもらうことが必要なんです。
私もお鍋を叩いたからと言って、
それで新型コロナウイルスが退散する、
とかは思っていません。
大勢がこの活動に参加することで、少しでも関心を持って、
感染しない方法など知識を得る機会に
なればいいなと思い、実行しました。
昨日、ビハール州で初めての感染・死亡者が出ました。
パトナの病院で、カタールから帰国した若者でした。
これまで全く感染者が出なかったので、
ビハールの人々は大変のんきでした。
これを機会に、人々が感染防止の知識を学べますように、、、!
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