2015年1月26日月曜日

インド生活、再スタート!村の新生児や子供たちの健康調査

6ヶ月になった次女を連れ、先月、インドに戻ってまいりました。

戻ってからというもの、毎日イベント盛りだくさんで、インドを離れていた間にたまっていた仕事に追われております。

今日はブッダガヤから10キロ離れたところにある村と8キロ離れたところにある村を訪問し、新生児や子供たちの健康状態のリサーチをして来ました。

最初に訪れた村はハリジャンコロニーで、最下層カーストの村です。

母子保健プロジェクトでお手伝いいただいているレイカ先生に引率してもらいました。

村の入り口で車を降りて歩き出すと、外国人が珍しいのか、すぐに村人たちが集まってくれました。

一ヶ月くらいと思われる新生児を抱いているお祖母さんに「この赤ちゃんは何ヶ月ですか?」と質問したところ、なんと6ヶ月でした。

私が抱えている次女は7ヶ月になったところです。すぐ横で比べてみると大きさが1.5倍ほど違いました。次女が生まれてすぐの頃より小さく思えました。

他の赤ちゃんたちも月例を聞いてみると驚くほど体が小さく思えました。

貧しい村では成人した大人もとても小柄なので、元々の骨格が違うのかも知れませんが、それにしても赤ちゃんたちは栄養状態が非常に悪いようでした。

幼児も手足が細く、ハナをたらしている子供たちも多く、中には異様に頬がこけている子もいて、明らかに栄養失調の状態でした。

この村の子供たちや母親たちには助けが必要だと思いました。

しかし、問題がひとつ。この村を管轄する役場はブッダガヤの役場ではないのです。

ブッダガヤの役場はいつもやり取りをしていて協力をいただいているのですが、この村を管轄する役場はブッダガヤから大変遠い場所にあり、これまで交渉したことがありません。新しい挑戦になります。

州政府は貧しい人たち、特に代々差別を受けて来た低カーストの人たちのために、様々な支援をしています。

その一つがアンガーンワリの仕事で、その地域ごとに貧しい母子の健康のため、栄養食を配布したり、予防接種を受けさせるなどの仕事をしています。

しかし、その役割がうまく機能していない地域があるのです。貧しい人たちにどういう支援が受けられるのかを理解してもらい、アンガーンワリと協力して政府の支援が届くよう私たちはお手伝いしています。

そして、もう一箇所ブッダガヤから8キロ離れた村も訪問しました。村を一周しましたが、新生児は少なく、幼児がたくさんいました。

日が暮れてしまったので、いったん引き上げることにしました。

この村の周りにももっと貧しい村があるので、次回はそちらを訪問することにしました。