2017年8月24日木曜日

祝!合格!JLPT・N2・N4・N5(日本語能力試験)


ブッダガヤの日本語教室からGood Newsです!!!

チャネッシュ君がJLPT・N2に合格しました!
(JLPT=日本語能力検定試験)

そして、

ビクラム君とビカッシュ君がN4に合格!

ニーラジ2君とビカッシュ2君がN5に合格しました!
(同姓同名のため、番号をつけています💦)

おめでとう〜!👏

惜しくも今回、合格できなかった子たち、

残念だけど、次回に向けて明日からまた頑張ろうね〜!

いやあ、驚きました!

まさか!

N2に初受験で合格してしまうとは・・・!

つまり、12月の試験でN3に合格して、今回の7月の試験でN2に合格。

N2の受験準備、たったの6ヶ月・・・!!!

N2やN1は、ネルー大学(インドの東大のような権威ある大学)の日本語学科で勉強するレベルです。

・・・

ありえない!

・・・

自分で教えておいて、びっくりしております。

試験直前、日本に約3ヶ月ホームステイして、日本語学校に通ったことも、
確実に実力アップにつながりました!

ニーラジ君、今回は惜しかったけど、落ち込まなくていいよ!

順調に勉強は進んでいるし、きっと次回は合格出来ます!

そして、ラメッシュ君、今回も不合格だったけど、努力賞をあげたいです!

これまでの成績から随分と点数が上がりました。

スカイプ・レッスンでご協力くださった皆様、

本当にありがとうございます!!!

ブッダガヤの日本語教室、これからますます頑張りま〜す!

よろしくお願いします!






2017年8月23日水曜日

インドのウェイター、パキスタン・チャイワラを超えるか⁉︎



主人と私が経営しておりますホテル「マハマヤパレス」にプールをオープンして早3ヶ月。

毎日多くのお客様に楽しんでいただいております!

この写真は、本人に許可をいただいて掲載しています。

実は・・・

この写真の人物、お客様ではありません。

弊社に勤続10年のスタッフなんです!!!

ウェイターさんです。

最近、フェイスブックを始めたらしく、本人が投稿したこの写真を見て、
「パキスタンのチャイワラ」を超えるか・・・!?

と思ったのは、私だけでなく、

何度かブッダガヤに来てくれている友人も同じこと思ったそうで、フェイスブックでこの写真を見て連絡してくれました!

*「パキスタンのチャイワラ」とは、ご存知の方も多いと思いますが、パキスタンを旅行された方が、男前のチャイ屋さんの写真を投稿して、全世界でイケメンだとシェアされ、チャイ屋から一転、一時期モデルになったりした、というニュースのチャイ屋のお兄さんのことです。

ホテルの仕事だけでなく、うちの子供達が小さい頃からずっとお世話になっているスタッフです。

長女が小さかった時、補助輪なしの自転車に乗る練習をしてくれたり・・・。

いや、本当は「パキスタンのチャイワラ」を超えてもらっては困ります。

うちのホテルのアイドル・ウェイターとして末長くお仕事していただきたいです。

うちのホテルはスタッフに恵まれていまして、この方以外にも数名、モデルになれそうなスタッフがおります。

またいつかご紹介しますね。


↓マハマヤパレスのスイミング・プール








2017年8月12日土曜日

チャンダンの父親の死


数日前、スーリヤ校第2期卒業生のチャンダンの父親が亡くなりました。

この数年前に撮影したビデオには、生前のお父さんが写っています。

チャンダンの母親は、6年前、すでに他界しています。

チャンダンは今19歳。

両親が二人共亡くなってしまいました。

「マダム、会いに来てくださいよ。」

電話の向こうの声は、いつもの明るいチャンダンの声でした。

私は彼の屈託のない笑顔を思い出して、ぐっと涙を堪えました。

ほんの3ヶ月前、チャンダンの妹二人は同時に結婚式を挙げました。

娘たちを結婚させて、チャンダンのお父さんは安心して天国に行ったのではないか、と私は思いました。

しかし、お父さんは、数年前から肝臓を患っていて、生きている間に娘たちの結婚を済ませてしまおうと必死だったようです。

娘たちの結婚式の間も、食べた物を吐いてしまったり、容体が悪かったそうです。

肝臓の病気になったのは、お酒が原因だそうです。

ビハール州に禁酒法が施行されたのは去年(2016年)4月からです。

もちろん、完全な禁酒にはなっておらず、村の奥のほうでは、秘密裏に別の方法でお酒が作られています。

チャンダンは長男で、19歳。

両親が結婚したのは、多分、15歳から18歳前後だったと思われます。

そうだとしたら、亡くなられたお父さんは、まだ40代手前の若さです。

チャンダンに会いに、卒業生数名と、ディレンドラ先生と一緒に行きました。

偶然、チャンダンの家の少し手前に象がいました。


チャンダンは(後頭部の一部の毛を少し残して)丸坊主になっていました。

長男として、父親の葬式などの儀式を毎日しています。

亡くなった日の夜は、ガヤのお寺で、火葬をする際、油を遺体の周りに垂らし、火をつける役目をしました。

亡くなった日から十日目、「ボウズ」と呼ばれる日は、家族の男性たちが「坊主(後頭部の一部を残して)」になる儀式をし、親戚や村人を招待して、結婚式のようなご馳走を振る舞います。

たくさんの費用がかかります。

チャンダンには高校生の弟もいます。

私はこれからの彼の生活がどうなるのか気になって、

「チャンダンのところは、畑があったよね?それで食べていけるの?」と聞きました。

すると、「あまりない、、、。」とチャンダンは答えました。

帰りの道中、他の卒業生たちが教えてくれました。

チャンダンの父親は、娘二人の結婚式のため、持っていた土地のほとんどを売ってしまったそうです。

チャンダンに残されたのは、レンガの家だけでした。

私はチャンダンに、昨年父親を亡くしたクンダンの話をしました。

クンダンは、主人と私が経営するホテルに就職し、夜勤をしながら、昼間、大学に通っています。

クンダンもそうして、母親とまだ幼い弟の生活の面倒をみています。

また、学費はエンジェルエイドから奨学金をいただいています。

「チャンダンも同じように、うちのホテルで仕事しない?」と私が言うと、「考えてみます」とチャンダンは真剣な目をして答えました。

悲しい。

でも、前を向いて歩き出して欲しい。

そう思い、お父さんのことはあまり触れず、これからのチャンダンの身の振り方について話をしました。

私は日本人なので、あまり慣れていないのですが、この日ばかりは、思いっきり、チャンダンをハグして、帰りました。

村の人々の、早すぎる生き方。

早く結婚して、早く子供を作って、早く子供を結婚させて、早く亡くなって、、、。

「法律を守って、出来るだけ男子は21歳、女子は18歳まで結婚しないように」と、私は生徒たちに言い続けています。

でも、それで良かったのかな。

村の人たちの人生は何もかも早すぎるから、遅く結婚したのでは、人生のサイクルが間に合わなくなるのでは、、、、?

と、一瞬思いながらも、

いやいや、ちゃんと教育を受けて、いい仕事をして、たくさん稼げれば、いざ病気になった時に、いい病院でいい治療が受けられる・・・

そう信じようと、また思い直しました。

あらためて、人生の短さ、人間の儚さについて考えさせられました。

どうか、チャンダンがこれから素晴らしい人生を生きられますように、、、!


(追記:上のビデオでは、パトナの塾の話が出てきますが、結局、地元ガヤの塾に行くことになりました。)


2017年8月8日火曜日

兄弟・姉妹の契り、ラクシャーバンダン


2017年8月7日、今日は「ラクシャーバンダン」というお祭りでした。

学校もお休み。

日本語教室もお休み。

ということで、朝は溜まっている仕事を少しして、昼頃、「ラクシャーバンダン」をしました。

「ラクシャーバンダン」は、姉妹が、兄弟の健康を願ってお祈りをする儀式です。

結婚して嫁いだ姉妹も、可能であれば、この儀式のために、実家や兄弟の住む所に来ます。

もし遠すぎて会いに行くのが難しい場合は、前もって郵送で、その儀式に使う「ラキー」を送ります。

「ラキー」は「ミサンガ」みたいに手首に付けます。

姉妹が、兄弟の手首に付けます。

儀式の後、姉妹は兄弟にお菓子を食べさせ、兄弟は姉妹にお金をあげたり、プレゼントをあげます。

兄弟の健康を祈ることで、離れていても、姉妹に何かある時は兄弟として姉妹の加護をする、というような契約の儀式です。

本当の兄弟・姉妹だけではなく、従兄弟や、親しい異性の友人とも、兄弟・姉妹の契りを結ぶことが出来ます。

私の場合は、2009年から、主人の友人のジャーナリストのカマルさん(写真上)、そして数年前から、主人の妹の夫(義弟)アムレンドラさんに「ラクシャーバンダン」をさせていただいています。

義弟のアムレンドラさんと。

「ラキー」

離れて暮らす妹二人から郵送で届きました。

マリオ社長、ご満悦です。

長女は、兄と弟、そして、従兄弟たちや友人たちの手首に「ラキー」をくくりました。

「ラクシャーバンダン」の日に食べる「キール(乳粥)」・「プーリー(薄い揚げパン)」・「アルーダム(ジャガイモのカレー)」

仕事はお休みの日とはいえ、忙しい1日でした〜!