2017年2月18日土曜日

伝統舞踊大会ビハール州第3位受賞!!!


2月16日、スーリヤ・バハルティ・スクール(以下、スーリヤ校)のチームが、ビハール州の伝統舞踊の大会で、見事第3位になりました!

ビハール州全土の九つの地域の大会を勝ち抜いた各校のチームが、ビハール州の伝統舞踊をテーマとしたダンスを競いました。

他のチームは全て私立校で、裕福な家庭のご子息ばかりでした。NGO支援の学校はスーリヤ校だけでした。

この大会は、グラミーン・スネハ・ファウンデーション(GSF)主催のキャンペーン「ビハール・エク・ヴィラサト(ビハールは一つの宝物)」の活動の一つとして開催された「ボディサトバ・インターナショナル・フィルムフェスティバル(菩薩国際映画祭)」の開会式で行われました。

GSFは、元々キャンサー・アウェアネス(癌についての意識向上)を目的として設立された団体ですが、ビハール州の歴史・伝統・文化・芸術についてのアウェアネスを呼びかけることを目的として様々なキャンペーンを行っています。

BIFF is part of the ‘Bihar Ek Virasat’ campaign, an initiative of the Grameen Sneh Foundation (GSF). Through this campaign, GSF aims to create awareness about the art, culture, traditions, heritage and legacy of Bihar, all around the world.

生徒たちは田舎の村出身で、車に乗ることのほとんど無いため、ブッダガヤからパトナまでの約4時間の乗車はかなりきつかったようで、道中、みんな吐きまくりでした。

朝3時過ぎにブッダガヤを出発し、7時過ぎにパトナの会場に到着しました。一番乗りでした。

私は残念ながら外せない会議があったため、一緒に参加出来なかったのですが、ダンス指導担当教師ラフール先生と、低学年を教えている教師マドゥ先生が同行してくださいました。

ラフール先生によると、他校のダンスは、ダンスとしては上手でも、テーマであるビハール州の伝統舞踊という点では、違反している点が多々あったそうです。

例えば、「ランガという衣装は、ラジャスタンのほうの民族衣装で、ビハール州の伝統舞踊には使用するのは邪道である」とか、「男女が同時に一緒に混ざって踊るのは邪道である」とか、使用している曲など、州の伝統舞踊の作法として、細かいルールが色々あるそうです。

結果発表後、スーリヤ校チームは、有名な俳優兼政治家シャトルガン・シンハから、表彰を受けました。

シャトルガン・シンハは往年のボリウッド俳優ですが、娘さんはソナクシ・シンハといって、最近とても有名な女優さんで、若い人は娘さんのほうをよく知っているかも知れません。

大会が終わり、また約4時間かけてパトナからブッダガヤに戻りました。

帰りも車で移動中、吐きまくりだったそうですが、到着後生徒たちは興奮冷めやらない様子で、色々と話を聞かせてくれました。

夜遅くなったので、そのままこちらのホテルに泊まってもらいました。

どんな環境に生まれても、努力次第で夢は叶う。

学校を代表して、生徒たちは本当によく頑張りました。お疲れ様~!

会場一番乗り!








スーリヤ・バハルティ・スクールの伝統舞踊演技

他校

他校

他校

他校




シャトルガン・シンハ(俳優・政治家)






受賞した他校

受賞した他校

伝統舞踊指導教師ラフール先生

スーリヤ・バハルティ・スクール第3位受賞!




受賞した他校


5000ルピーの賞金を獲得!






2017年2月5日日曜日

10年生卒業パーティ(2017年)


2月4日、スーリヤ・バハルティ・スクールの10年生の卒業パーティをしました。

信じられません。

この子たちがもうすぐ卒業、、、!!!!!?????

まだ小さかった時のイメージと、今のイメージがオーバーラップします。

特に男子は髭が生えて、とても10代には見えない子も、、、!

この間入学したと思ったこの子たちが、10年を経て、もうすぐ卒業します。

時間が過ぎるのは早いですね、、、!

センター試験まで約一ヶ月となり、10年生は自習での受験準備に入ります。

各教科の授業は終わっています。

10年生の教室は自習をした生徒のため、いつもオープンにします。

そして、何かわからない問題があれば、教師たちに質問できるようにしています。

自習期間に入るとクラスの生徒全員がなかなか集まらなくなるので、その前に卒業パーティを開くことになりました。

生徒たちが自主的に準備し、教師や私たちを招待してくれました。

教師たちから一言ずつスピーチがあり、主人や私も少しスピーチをしました。

生徒たちから、ささやかな、いや、彼らにとっても最大限のおもてなしとして、スナックやジュースを教師や私たちはもらいました。

そして、やっぱり「歌って~!!!」

定番の歌える教師たちがそれぞれ歌い、私も日本語で「翼をください」を歌いました。

10年生も女子代表と男子代表が歌ってくれました。

男子はタブラ(インドの打楽器)をたたく要領で、机をたたいてリズムを取りながら、しみじみとした曲を歌ってくれました。

女子も男子も涙ぐんでいました。

そして、最後は感謝を込めて、生徒たちが教師や私たちの靴にピンクの粉をかけてくれました。

それからエスカレートして生徒たちはホーリー状態に、、、!

3月上旬から約一ヶ月、センター試験(Matriculation)が行われます。

みんな努力の成果を出し切れますように、、、!