2016年8月29日月曜日

スーリヤ校で授業② (2016年8月13日) エンジェルエイド・スタディツアー 


8月13日、エンジェルエイド・スタディツアーに参加の皆さんが、スーリヤ校で2回目の授業をしてくださいました。

風呂敷の包み方、日本とインドの歴史的つながり、団扇のデザイン、ゲームなどの授業に加え、日本で小学六年生を教える先生が、スーリヤ校の同じく六年生のクラスで授業をしてくださいました。

生徒さんが書いてくださった習字を見せて、「これ、読める人~!」と聞くと、手を挙げた生徒が答えたのは、、、

「したいの!」

惜しい!!! 本当は「たのしい」でした。

確かに左上から読むとそうなりますね~!

「もしもしかめよ」の歌で手遊びをして、ウサギとカメの話からこつこつ努力を続けて夢を実現する大切さを教えてくださいました。

授業の終わりには、折紙で桜の形を作って、そこにそれぞれの夢を書きました。

日本とインドの歴史の授業では、前回は10年生、今回は8年生が対象で、学年が下がったにもかかわらず、8年生は歴史についてよく知っていて驚きました。

第二次世界大戦の話では、東條英機の写真を見て、「スバッシュ・チャンドラ・ボースと一緒に戦った人!」と答えた生徒がいました。

歴史の本で見たことがあったそうです。

インドではインド独立軍を総指揮していたスバッシュ・チャンドラ・ボースを大変尊敬しています。

マハトマ・カンディと同じか、それ以上にインド独立に寄与したと高く評価されています。

日本軍がインド独立軍と共にイギリスと戦ったことで、イギリスの植民地支配からインドが開放されたと、インドの多くの人が日本に対して感謝していらっしゃいます。

戦地となったインパール出身の友人たちは、「日本軍の軍人は素晴らしかった」とおっしゃり、今でも大変尊敬しておられます。

奈良の五重塔の写真を見せて「これに似た建物が近くにあります。どの建物でしょう?」と質問すると、「タイ寺!」と答える生徒が多かったです。

屋根のデザインからそう思うのでしょう。

実は、マハーボディ寺院が元になっているそうです。

世界各国の仏教寺院は、釈尊大悟の地ブッダガヤに行きたいと願う僧侶たちが、せめてマハーボディ寺院に似せて寺院を建立したそうで、遠いインドのブッダガヤの地への憧憬の思いが込められているのだそうです。

インドを離れて各国へ仏教が伝わり、それぞれの地域のデザインに変化していったのだそうです。

授業の通訳をさせていただきながら、とても勉強になりました。

ジャーナリストの取材も受けました。エンジェルエイドのTさんとMさんがインタビューに答えてくださいました。

写真を見ていただければわかりますが、それぞれの授業、生徒たちは心から楽しんでいました!

授業をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました~!































2016年8月27日土曜日

日本語教室・祝★日本語能力検定(JLPT)N4・2名、N5・1名合格!!!


皆様にうれしいご報告です!!! 

7月にデリーで受験した学生のうち、N4受験の2名とN5受験の1名が合格いたしました~!!!!!!!

次の受験は12月です。後、残り3ヶ月、猛勉強開始です!

さっそく、昨日、N4を合格した2名、C君とN君と、9月・10月11月の3ヶ月間の学習スケジュールを立てました。

ほぼ3ヶ月間、合宿状態に入ります。

日本語総まとめの漢字・語彙・文法・読解・聴解、そして日本語完全マスターの漢字・文法・読解・聴解を3ヶ月で学びます。

総まとめのほうはもうすでに少し学習を進めています。

計算してみると、毎日12ページをこなさなくてはなりません。

そして、毎週日曜日は模擬試験をすることにしました。

日曜日はN5受験者や初心者に対して日本語教室を開いているので、午前中、彼らの指導をしている間、N3受験の二人は模擬試験を受けてもらいます。そして、午後はその答え合わせと解説をします。

先週の日曜日の日本語教室では、ゲームをしました。

エンジェルエイドからTさんとNさんがボランティアで授業に参加してくださいました。

ひらがなが1文字ずつ書かれたカードを、二つに分かれたグループで競い、日本語の言葉を作るゲームをしました。

ゲームをすることに慣れていない生徒たちに、ゲームの方法を何度も説明しましたが、どうしてもフライングする人が多くてインドのお国柄だなと思いました。

予想以上に非常に盛り上がり、とても楽しかったです。

さて、これからN3受験、N4受験、N5受験の生徒達の学習が本格的に始まります。

皆様も応援よろしくお願いいたします!










2016年8月24日水曜日

インドの私立学校見学(デリー・パブリック・スクール・ガヤ校) エンジェルエイド・スタディツアー 


スーリヤ校だけでなく、地元の私立の学校も見学したいという要望があり、私立学校の見学に行って来ました。

8月12日、有名私立校デリー・パブリック・スクールのガヤ校を訪問しました。

高級ホテルかと見紛うほどの立派な建物です。

校長先生自ら学校内を案内してくださいました。

4階建てで、教室も広々としていて、各階にトイレもありました。

幼稚園の教室や、小学生の教室、そして中学生の教室などを案内していただきました。

授業中の教室もあり、少し挨拶をしました。

小学生の教室では独立記念日にちなんだ絵を描いていました。

各教室には掲示板があり、班分けや、係りの名前、バス毎の生徒のリスト、選別された絵などが張られていました。

日本だと掲示板はモノトーンのイメージですが、さすがインドは独特の配色で掲示板もカラフルでした。

黒板も最新式で、グリーンの黒板の横にはパソコンに対応しているホワイトボードがありました。

プロジェクターも各教室に設置されていました。

スポーツのクラスでは、テコンドーが行われていました。

一階の広場では数百名の低学年の生徒たちが集まり、マジックショーを見ていました。

8月15日前後は数日間毎日様々なイベントを行っているそうです。

運動場や日本の公園にあるような遊具もあります。

校長先生は現在建設途中のスイミングプール予定地近くまで案内してくださいました。

「インドの水着はどんなのですか?」との質問に、

「女子はあまり露出が少ないようなスイミングスーツになる予定です。
男子と女子は別々の時間にプールに入ります。」と校長先生は答えました。

校長先生は校舎や校庭中に植えられている植物について説明してくださいました。1200種類(12000?)の植物を植えているそうで、現在ギネスに申請中だそうです。

最後に校長室で色々なお話しをお聞きしました。

この学校のモットーは「Service before Self」、自分自身のことよりも他者への奉仕を大切にすることを教えているそうです。

特定の宗教にこだわらず、広く様々な宗教をバックグラウンドに持つ生徒を受け入れているそうです。

CBSE(インド中央政府の教育指導システム)に登録された学校で、デリーの私立校と何ら変わらない教育を提供していらっしゃいます。

ヒンディ語やサンスクリット語以外はすべて英語で授業が行われています。

現在は、ヒンディ語の国語と第二言語の英語に加え、第三言語のドイツ語をカリキュラムに取り入れていますが、将来的に第四言語として日本語教育も取り入れることを学校の運営陣と共に考えているそうです。

今回見学させていただいたDPSは2013年創立で、まだ開校されて3年です。

実は、開校される前、このガヤ校の副理事と知り合い、色々お話したことがありました。

エアコンは体に悪いので絶対に教室には置かない、とおっしゃっていました。

教育方法についてとてもしっかりした方針をお持ちだと思いました。

今は主人も友人として様々なイベントに招待していただいたり交流しています。

素晴らしい学校がこのガヤに出来てとてもうれしいです。

建物の立派さにはかなわないけれど、教育の中身ではスーリヤ校も引けを取っていないので、逆にとても誇りに思いました。