*シンドゥールは毎朝必ずつける。 インド花嫁のオキテ
シンドゥールとは、結婚した女性が額につける赤い粉のことです。
額の髪の生え際で、 ちょうど分け目の所につけます。結婚式の儀式の中で、新郎が新婦の額に初めて シンドゥールをぬります。
その時は、囲いをして、周りに見えないようにします。
田舎では、結婚して一年間は、少しオレンジがかった赤色のシンドゥールを使い、 一年たったら、深い赤色のシンドゥールを使います。
生え際から上に向けて5センチ位 たっぷりとつけます。
お風呂で頭を洗った後はシンドゥールが落ちてしまっているので、つけるまでは誰にも顔を見せられません。
一方、都会の方では、結婚しても必ずしも シンドゥールをつけなくてはならないということはありません。その人の自由です。
デリーであんまりたくさんつけていたら、田舎ものだと笑われました。
ブッダガヤに 帰るともっとつけなさいと言われます。ですから、都会ではほんの少しだけつけて、ブッダガヤに着く直前にたくさんつけるようにしています。
シンドゥールはだんなさんが 生きている限りつけます。
シンドゥールをつけているということは結婚しているという証ですが、都会の教育を受け自立している女性たちは男女差別の一例としてあえてつけなくなっているようです。
*マンガルスーツはだんなさんが生きている限りはずす べからず。インド花嫁のオキテ
マンガルスーツは、結婚した女性が身につけるネックレスです。
それはいろいろな 素材のものがありますが、一般的には金と黒い小さな石のものが多いようです。
生活レベルによってそれぞれのネックレスを花婿が花嫁に送ります。
マンガルスーツは だんなさんが生きている間は一生見につけなければならず、修理に出している時などは 人前に出ることができません。
*チュリーをつけずに水も食事も取るべからず。 インド花嫁のオキテ
チュリーは、細いガラス製の腕輪のことです。
これも結婚した女性がつけます。
独身の女性がたまにおしゃれでつけることもありますが、つけるのは1~2個くらいです。
結婚した女性は6~10個ほどつけます。
結婚して1,2年は赤いチュリーが主です。
7月から8月の雨期のシーズンには緑色のチュリーをつけます。
雨で草木が生い茂る緑の シーズンだからです。
サリーやパンジャビスーツも緑色の人が増えます。
インド人女性は 手の骨が細いので腕にぴったりのサイズですが、日本人の私は一回り手が大きいようで、 いつも一番大きいサイズのチュリーにします。
私は寝ている間は壊してしまいそうで外して 寝ますが、本物のインド人はつけたままです。
チュリーが自然にほとんど壊れてから新しい チュリーをつけます。
兄嫁さんはチュリーはだんなさんへの愛情だと大切にしています。
ある日私はうっかりチュリーをつけるのを忘れたまま朝食を食べていました。
そこへ 兄嫁さんが水を持ってきてくれました。
すると、なんてことをしてるんだとしかられました。
「私達はチュリーをつけないと一口も食べないし、チャイも水も飲まない」と。
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