9月24日、ブッダガヤ母子保健プロジェクトの活動で、ある村で母親教室を開催いたしました。今回は、ボランティアとして来てくださっているりつこさんに、新生児の育児の注意点についてご指導いただきました。りつこさんは日本で看護師をしています。母親たちが理解できるように、出来るだけ易しい言葉でご説明いただきました。毎回説明している、母親の手洗い習慣化の大切さについてもご説明いただきました。最近はポリオワクチンの普及によって、ポリオ患者の発生はほとんどなくなっているけれど、まだまだ油断は出来ません。ポリオ以外にも、目に見えないウイルスやばい菌があり、新生児や乳幼児を持つ母親は特に石鹸を使用しての手洗いをするようにご指導いただきました。
そして、新生児の体重測定と、身長測定、それから妊婦さんの血圧測定をしました。今回、完成した乳幼児用身長測定機も登場しました!大工さんに作っていただきました。身長測定機の上に赤ちゃんを寝かせて、頭を端につけ、足の裏を直角にして、板を当てて測定します。何をされるのかわからない赤ちゃんたちは大泣きし、なんと絶叫マシーンとなってしまいました!!!
今回は、りつこさんの提案で、一才未満の乳児の心拍数も測りました。一分間に110から150が新生児の正常な心拍数なのだそうです。マドゥ先生や、ルビーちゃんが心拍数測定の方法を教わりました。
りつこさんは、新生児のチェック項目を教師たちに一つ一つ説明しました。眼を見て、黄疸が出ていないか、目やにが出ていないか、感染していないか。皮膚を見て、あせもがないか、出来物がないか、トビヒになっていないか。お臍の状態も見て、乾燥しているか、じゅくじゅくしているか、でべその場合、ヘルニアになっていないか。手や足の裏の反射も確認します。そして、母親の母乳の状況も確認します。
母子保健プロジェクト記録ノートがやっと仕上がったので、さっそくレイカ先生が記入し始めました。途中まで一人ひとりの記録を記入していましたが、時間がかかるので、次回までに基本情報を記入して、次回、母親の皆さんに配布することにしました。
りつこさんが新生児のお宅を訪問した際の様子をブログに書いてくださいました。ぜひこちらもご覧くださいね!よろしくお願いします!
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