羽田空港から京都の実家までYさんに車で送っていただいた。
時々痛み止めを飲みながら、いろいろ話していたが、
頭痛のためちゃんと話せていたかわからない。
夕方4時頃、自宅到着。
母が池のところまで走って迎えに来てくれた。
寝たきりの祖母に挨拶をしたかったが、
何か病気を移してはいけないので我慢。
夕方、シャワーを浴びると急に眠気に襲われ、ベッドにダウン。
しばらく寝ていたようだが、手足の力が抜け、真っ白。
手が震え、気分が悪くなり、必死で居間へ。
たぶん低血糖を起こした。
(髄膜炎のせいだったかも知れない)
夜中のテレビのような感じザーザー。
ひどい耳鳴り。頭が割れそうだった。
頭の中が工事現場。
頭のCPUがシャットダウンしそうな感じ。
夕食を何とか食べて、しばらくしたら落ち着いた。
今朝、インドの糖尿の薬を飲んで、お昼にうどんを食べて
それきり食事をしていなかったので、低血糖を起こしたのだと思う。
実は低血糖のほうがすぐに命を落とす危険がある。
お花畑が見えかけていた。
頭痛薬でごまかしつつ、両手で頭を抱えて朝まで痛みを我慢。
一睡もできなかった。
翌朝、自宅から1時間ほどの大きな病院へ。
父がそこの眼科がいいからと勧めてくれた。
初診受付で症状を説明すると、
眼科と皮膚科と総合内科の診察を受けることになった。
(頭皮と耳が非常にかゆくて湿疹ができたいたので、
ヘルペスかと思っていた。)
それぞれの科に問診票を提出。
検査があるので眼科からスタート。
視力検査。虹彩を広げる薬を点眼。
次第に暗かった映像が少し明るくなる。
しばらく待って目の中の撮影や測定。
2時間ほど待ち、初診の医師の診察。
診察は1分ほどで、
「原田病で間違い無いと思います。」と診断された。
「網膜剥離と髄膜炎が起こっています。
メラニン色素を敵だと思って攻撃するアレルギー反応で、
メラニンがある部分が炎症を起こしています。
髄膜にはメラニンがたくさんあるんです。
すぐに入院しましょう。」とのことだった。
老眼になったとばかり思っていたので、網膜剥離と聞き、正直驚いた。
確かにこれだけ見えなくなるとは、老眼とは恐ろしいものだと思っていた。
もともと視力は2.0か1.5だったので、
普段の10%も見えておらず、とても不安になった。
老眼や視力の悪い人たちの気持ちが初めて分かった。
入院する前に、さらにPCR検査を受けた。2時間ほどかかった。
陰性で、すぐに入院手続きに入った。
入院病棟の部屋のベッドで、背骨から髄液を抜いて検査。
横向きに膝を抱えて丸くなる。
麻酔が結構痛い。
その後の髄液を抜く時、ぐいぐいと圧迫感。
初めてです、と伝えたけど、その時思い出した。
確か、次女の帝王切開の時の部分麻酔の時も
こんなだったんじゃないかな。
担当医の医師にこれまでの病歴を聞かれたが、
頭が痛すぎて、よく思い出せない。
その夜、頭痛薬とアイスノンで翌朝まで耐えた。
本来なら、網膜の血管などもっと詳しく調べるため、
造影検査をしなくてはならない。
しかし、私は甲殻類のアレルギーがあるので、
造影剤にアレルギー反応を起こすかも知れない。
それで、造影検査はしないことになった。
翌日、昼頃、早速ステロイド点滴治療が始まった。
続く。
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