2月5日、母子保健プロジェクトをしている村で、村長や村人たちとミーティングをしました。
総勢80名が参加されました。
プロジェクトについての説明をし、備品を置いたり、母子の健康相談を個別に受けるための場所の提供を御願いしました。
村長や村の世話役の人たちは、「もともとこの村の寄り合い所は、スダマさん(私の主人)が建てた建物で、村に寄付をされました。ここを使うのに許可など必要ないでしょう。それに、村の女性や子供達の健康のためのプロジェクトだから、誰も反対しないでしょう。」とおっしゃいました。
(現在、村の寄り合い所として使用されている建物は、スーリヤ校が今の場所に引っ越す前まで、学校として使っていた建物です。引っ越す時に村に寄贈しました。そして、それから数年、政府の学校として使用されたり、クリニックとして使用されていました。)
村長たちの了解も得て、正式にその場所でプロジェクトを継続することに決まりました。
そして、村長たちからの提案により、プロジェクト推進のためのコミッティメンバーを10名(男性5名、女性5名)、村人の中から選出することになりました。
メンバーを決めるのは村人です。
そして、そのメンバーが、プロジェクトのお手伝いをするソーシャルワーカーを選ぶことになりました。
村人たちに質問して、彼らがどんな問題を抱えているのか問いました。答えるのは男性ばかりで、女性たちはサリーを口元に当て、恥ずかしがるばかりでした。
女性たちには、これから個別に話しを聞いていこうと思っています。
レイカ先生が、「村の男性はお酒を飲んで、奥さんに暴力をふるう人がよくいます。女性はデビ(ヒンディ語で女神。結婚した女性をデビと呼ぶのはビハール州の習慣)なのだから、大切にしないといけませんよ。」と発言すると、村長が、
「確かに女性はデビ(女神)だ。女神の中でもカーリーだと思う。最近の女性は強い人もいて、旦那さんをボコボコにする人もいる。」と言うので、みんな、大爆笑してしまいました!
村長さんの奥さんはカーリーみたいに強いのかも知れません、、、!
最後にアンガーンワリ(政府から委託を受けた母子の健康のための施策を担当する女性)と話をしました。
「村の女性たちに、政府が提供しているサービスや、健康についての注意など、さんざん説明してきたけれど、物資を配る時だけ集まるだけで、実際に真剣に話を聞いてくれる人がほとんどいない。」と言っていました。
「私達はそんなあなたの仕事のお手伝いがしたいのです。私達が協力しますよ!」と言うと、彼女の顔がぱっと明るくなりました。
ビハール州政府は様々な施策を提供しています。しかし、人々はまだそれについての知識が少ないのです。
村長や世話役たちが協力をしてくれることになったので、これからさらに具体的にプロジェクトを推進できます。
実りの多いミーティングでした。
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