2020年4月1日水曜日

インド・イスラム教施設集会から集団感染・1000人超隔離・10名死亡

インド・イスラム教施設集会から集団感染・1000人超隔離・10名死亡
(India Todayより)

インドにおける新型コロナウイルス(COVID-19)の
感染者数は合計1397名、
124名が回復し、35名が死亡しています。
(3月31日 Ministry of Health and Family Welfareの発表より)

今、インドのニュースで持ちきりなのは、
イスラム教施設集会の集団感染についてのニュースです。

3月上旬から、デリーのニジャムティンにあるイスラム教施設での集会に、
1700名から1800名(250名の外国人を含む)が参加しました。

イスラム教のグループ・タブリギ会の伝道師の集会でした。

タブリギ会はインド各地や全世界に信者を有し、パキスタンの元クリケット選手も信者だそうです。

参加者のうち、10名が新型コロナウイルスに感染して死亡し、285名が発熱などの症状で入院し検査中です。

死亡した10名のうち、インド人9名は、テレンガナからは6名、タミルナドゥ1名、カルナータカ1名、ジャンムーカシミール1名、外国人(フィリピン人)1名でした。

亡くなったフィリピン人のフォロワーたち19名も、陽性です。



<ニジャムディン集団感染のタイムライン>
3月13日 3400人がニジャムディンの集会に参加。
16日 デリーの知事アルビンド・ケジリワールが3月31日まで50名以上の集会を禁止。
(ニジャムディンの集会は続けられた)
20日 テレンガナで、10名のインドネシア人が陽性確認。(デリーの集会に参加後)
22日 モディ首相が1日間の全土外出禁止を実行。
23日 1500名がニジャムディンの施設から出発。
24日 モディ首相が21日間の全土封鎖を発表。集会や不必要な外出を禁止。
   ニジャムディン警察は、ニジャムディンの施設に残っている人達の解散を要求。
25日 封鎖の命令に従わず約100名が施設に滞在。医療チームが施設を訪問し、感染の疑いがある人達を施設のホールに隔離。
26日 デリーの集会に参加したインド人伝道師がスリナガルで陽性、死亡。
27日 施設から6名の感染疑いのある人を、ハリヤナの隔離施設に搬送。
28日 WHOのチームと SDMが施設を訪問。33名を検査のためデリーの病院に隔離。
   ACP(ラジパットナガル)が施設に対して即退去のノーティス2通を送る。
29日 施設の職員は、ACPの手紙に「全土封鎖の発表後、新しく来た人はいない。どこであってもそこにいなさい、と首相のスピーチにあったように、そのようにしている」と返答。 警察やhealth authoritiesは施設から人々を病院や隔離施設へ搬送。

デリー警察によると、そのモスクのコミッティーに対して2通のノーティス(23日と28日付)を送ったが、彼らは彼らの方法を変更しなかった。

ある情報筋によると、23日、1500名が施設から各州へ送られた。その中で何人が陽性化ははっきりしていない。モスクのコミッティーはその人々が送られるための乗り物に対しての許可を求める手紙を23日に警察に書いたと言う。


<参考サイト>



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