11月8日夜、長男が「マミー、えらいこっちゃ!500ルピーと1000ルピーの札、使えなくなるねんて!」と言い出しました。
私は「そんなアホな。また嘘のニュースちゃうか?」と疑いつつ、ネットで確認してみると、確かにどのメディアも本気で報道していました。
500ルピーと1000ルピーの新札が発行されるため、旧札が紙幣としての価値を失効するのだそうです。
モディ首相はいよいよ本気でブラックマネーと偽札の取り締まりのため、強硬措置を決行したようです。
翌日9日からは、500ルピーと1000ルピー札は価値を失い、一般市場では使用出来なくなります。
一部政府機関などでは使用できると言われていますが、政府系病院など特殊な場合を除き、すでに両札は拒絶されています。
政府の発表から一夜明けて、9日は銀行が全国閉鎖されていました。
新札の導入の準備のためのようです。
色々なニュースを読んだところ、12月30日まで、旧札を自分の銀行口座に預けて、新札を引き出すことが出来るということでした。
それで私はまあ、12月30日の直前までは市場で旧札も使えるだろうと軽く思っていたのです。
ところが、事態は非常に緊迫していました。
まず困ったことは、野菜などの食料品が買えなくなったことです。
もちろん、100ルピー札や硬貨などはこれまで通り使えますが、ホテルを経営している私達が持っている現金は500ルピーと1000ルピーばかりです。
2歳の娘が飴を欲しがったので、スタッフに頼んで買ってきてもらいましたが、1時間かかりました。
手元に500ルピー札しかなく、飴を買うためにあちこちの雑貨屋を回ってくれましたが、どこも500ルピー札は受け取ってくれませんでした。
そこで彼は、ガソリンスタンドに行ったそうです。
ガソリンスタンドでガソリンを補給してもらってから、何も言わずに500ルピーで支払おうとしました。
最初は断られましたが、もうすでにガソリンを入れてしまったのと、それしかない、ということで、あきらめて受け取ってくれたそうです。
パスポート申請のためパトナへ行っていた日本語教室の生徒たちも大変でした。
一人は8日の夜11時ごろにガヤ駅に着き、オートリキシャーに乗ったのですが、到着して支払う段になって、500ルピーしか持っておらず、運転手が受け取りを拒否したのです。
その運転手はすでに旧札無効のことを知っていました。
その生徒は近くにいた人たちに声をかけ、100ルピーに両替してもらいました。
たまたま、そのニュースを知らない人がいたのです。
地元の小さな店などは旧札の受け取りを拒否しますし、そのことを理解した民衆は買い物をあまりしなくなり、小さな店の店主たちは今売り上げが出ず困っているようです。
10日になって、銀行が開きました。
旧札を預けて新札を引き出すため、大勢の人々が銀行へ殺到しています。
しばらくは混乱が続くと予想されます。
大きな商売をしている会社は、普段から銀行送金や小切手でのやり取りをしているので通常通りです。
インド中、あちこちで旧札が燃やされています。
2.5ラーク(250000)ルピー以上でも銀行に預けることが可能だそうですが、それ以上の額になると、税務署のチェックが入り、税務申告と矛盾があれば、脱税の罪になる可能性があり、200%のペナルティがかかるのだそうです。
インドは脱税をする人が大勢いるので、一定の額以上の現金を自宅や会社に持っていることも違法とされています。
ですので、ビジネスをする人たちは、出来る限り、その都度その都度銀行送金や小切手での支払いを心がけています。
インドのグーグル検索では、「ブラックマネーをホワイトマネーにする方法」というキーワードが上位に急上昇したそうです。
12月30日が旧札を預金出来るデッドラインですが、3月が本当に最終になると言われています。
新しい2000ルピー札が出る、という話も、それにはナノチップが埋め込まれていて、地中数メートルの場所に隠しても検知される、とか、色々な噂(嘘のニュース)も流れています。
外国人の観光客も現金での支払いの際、旧札で支払いが出来ないのでとても困っています。
もっと前から情報を流して、人々が対応出来るようにしてくれていたらいいのに、、、とも思いますが、そうすると、目的であるブラックマネーへの外科的手術が結局出来なくなってしまいます。
本当に突然新札への切り替えを発表したモディ首相の意図はよく理解出来ます。
旧札から新札へ換える銀行での手続きには、PANカード(納税証明書)などの身分証明書が必要だそうです。
私も出来るだけ早めに新札に交換してもらおうと思っています。
私は「そんなアホな。また嘘のニュースちゃうか?」と疑いつつ、ネットで確認してみると、確かにどのメディアも本気で報道していました。
500ルピーと1000ルピーの新札が発行されるため、旧札が紙幣としての価値を失効するのだそうです。
モディ首相はいよいよ本気でブラックマネーと偽札の取り締まりのため、強硬措置を決行したようです。
翌日9日からは、500ルピーと1000ルピー札は価値を失い、一般市場では使用出来なくなります。
一部政府機関などでは使用できると言われていますが、政府系病院など特殊な場合を除き、すでに両札は拒絶されています。
政府の発表から一夜明けて、9日は銀行が全国閉鎖されていました。
新札の導入の準備のためのようです。
色々なニュースを読んだところ、12月30日まで、旧札を自分の銀行口座に預けて、新札を引き出すことが出来るということでした。
それで私はまあ、12月30日の直前までは市場で旧札も使えるだろうと軽く思っていたのです。
ところが、事態は非常に緊迫していました。
まず困ったことは、野菜などの食料品が買えなくなったことです。
もちろん、100ルピー札や硬貨などはこれまで通り使えますが、ホテルを経営している私達が持っている現金は500ルピーと1000ルピーばかりです。
2歳の娘が飴を欲しがったので、スタッフに頼んで買ってきてもらいましたが、1時間かかりました。
手元に500ルピー札しかなく、飴を買うためにあちこちの雑貨屋を回ってくれましたが、どこも500ルピー札は受け取ってくれませんでした。
そこで彼は、ガソリンスタンドに行ったそうです。
ガソリンスタンドでガソリンを補給してもらってから、何も言わずに500ルピーで支払おうとしました。
最初は断られましたが、もうすでにガソリンを入れてしまったのと、それしかない、ということで、あきらめて受け取ってくれたそうです。
パスポート申請のためパトナへ行っていた日本語教室の生徒たちも大変でした。
一人は8日の夜11時ごろにガヤ駅に着き、オートリキシャーに乗ったのですが、到着して支払う段になって、500ルピーしか持っておらず、運転手が受け取りを拒否したのです。
その運転手はすでに旧札無効のことを知っていました。
その生徒は近くにいた人たちに声をかけ、100ルピーに両替してもらいました。
たまたま、そのニュースを知らない人がいたのです。
地元の小さな店などは旧札の受け取りを拒否しますし、そのことを理解した民衆は買い物をあまりしなくなり、小さな店の店主たちは今売り上げが出ず困っているようです。
10日になって、銀行が開きました。
旧札を預けて新札を引き出すため、大勢の人々が銀行へ殺到しています。
しばらくは混乱が続くと予想されます。
大きな商売をしている会社は、普段から銀行送金や小切手でのやり取りをしているので通常通りです。
インド中、あちこちで旧札が燃やされています。
2.5ラーク(250000)ルピー以上でも銀行に預けることが可能だそうですが、それ以上の額になると、税務署のチェックが入り、税務申告と矛盾があれば、脱税の罪になる可能性があり、200%のペナルティがかかるのだそうです。
インドは脱税をする人が大勢いるので、一定の額以上の現金を自宅や会社に持っていることも違法とされています。
ですので、ビジネスをする人たちは、出来る限り、その都度その都度銀行送金や小切手での支払いを心がけています。
インドのグーグル検索では、「ブラックマネーをホワイトマネーにする方法」というキーワードが上位に急上昇したそうです。
12月30日が旧札を預金出来るデッドラインですが、3月が本当に最終になると言われています。
新しい2000ルピー札が出る、という話も、それにはナノチップが埋め込まれていて、地中数メートルの場所に隠しても検知される、とか、色々な噂(嘘のニュース)も流れています。
外国人の観光客も現金での支払いの際、旧札で支払いが出来ないのでとても困っています。
もっと前から情報を流して、人々が対応出来るようにしてくれていたらいいのに、、、とも思いますが、そうすると、目的であるブラックマネーへの外科的手術が結局出来なくなってしまいます。
本当に突然新札への切り替えを発表したモディ首相の意図はよく理解出来ます。
旧札から新札へ換える銀行での手続きには、PANカード(納税証明書)などの身分証明書が必要だそうです。
私も出来るだけ早めに新札に交換してもらおうと思っています。
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