2020年9月26日土曜日

JALでインド脱出・日本緊急帰国 空港でコロナ抗体検査

車椅子で飛行機入り口まで移動。

月に2、3便のJAL臨時便がデリーから羽田へ出ている。

運良く予約できて助かった。

ほとんど見えなくなった目と、死にそうなほどの頭痛と耳鳴り。

まさか、網膜剥離と髄膜炎になっているとは、、、。

もし臨時便が出ていなかったらどうなっていたか、、、。

満席で乗れなかったら、、、。

考えると冷や汗が出る。

JALに搭乗すると

「みなさん、お帰りなさい」

とのアナウンス。

もうここから日本なんだと感じて泣きそう。


トイレが後方になくて探した。

機内食、魚の丼。まずお蕎麦から。

一口目で思いっきりわさびだったらしく、頭激痛、涙。

目が見えないと色々大変。

久々の日本食、美味しかった。


目が悪いのと頭痛で映画を見る余裕無し。

せめて音楽を聴こうと画面を触るが表示が読めず

虫眼鏡と勘で洋楽ヒットのDJをかけることができた。


横のシートが全部空いていたはずが、

食事が終わって横を見るとインド人のおっさんが寝転んでいた。

しかも、途中から足をこちらに向けて。

足の臭いが臭くてたまらなかった。


頭痛で一睡もできず。

朝食に軽食が出た。


羽田空港に到着して、早速車椅子で移動。

ぐるぐる廊下を移動。

空港の端から端までという感じ。

羽田空港、こんなに広かったのかと驚いた。

日本人の女性空港スタッフさんがずっと車椅子を押してくださった。

感謝。


唾によるコロナウイルスの抗体検査を受ける。

早朝(インドは夜中の時間)だったので唾をためるのに時間かかった。

梅干しとレモンのポスターが貼ってあった。

2時間ほど結果が出るのにかかると聞いていたが、

車椅子だからか、30分ほどで結果が出た。

結果は陰性。

同行してくださっているYさんも陰性で、すぐに空港を出られた。

何度も移動方法を確認された。

(海外からの帰国者は、公共の交通機関の使用が出来ない。

また、自宅やホテルで2週間の隔離生活をする。

私の場合、容体が急を要したので、緊急で翌日病院へ。)


ゲート出口でYさんのお父様がお出迎えくださった。

Yさんの車を持ってきてくださった。

「大変ですね。でも、奇跡を起こしていつか奇跡の映画に出られたらいいですね。」

と励ましていただいた。

Yさんの運転で京都の実家前まで送っていただいた。感謝。


帰国のための飛行機がすぐに見つかり予約できたこと。

Yさんが同じ飛行機で付き添ってくださったこと。

Yさんは東京へ転勤だが、ご実家が関西で、

転勤前に実家に一度帰ることになっておられ、

京都の私の実家まで車で送ってもらえたこと。


まさに、一つ一つに奇跡が重なっていた。


実家に到着した夕方、これまでで一番体調が悪くなった。


続く。


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