ブッダガヤ母子保健プロジェクト
NGOチルドレンエイドは、村のお母さんと赤ちゃんの健康向上を目指して「ブッダガヤ母子保健プロジェクト」の活動をしています。2ヶ所の村を毎月訪問し、1歳未満の新生児の体重・身長測定をし、妊婦の体重・血圧測定をしています。
2016年1月28日 ティルカ村
ティルカ村では、赤ちゃんの皮膚病が目立ちました。前回皮膚病がひどかった赤ちゃんの治療のため、NGOが運営する無料で診察してもらえるクリニックを紹介したところ、ほとんど治っていました。薬が切れたということで、もうしばらく続けたほうがいいとアドバイスしました。
他の赤ちゃんで皮膚病がひどい子がいたので、クリニックの受診を勧めました。原因を調べるため、お宅を訪問しました。
その子の自宅 は村の普通の家のように、かがまないと入れない入り口があり、寝室は窓が無く真っ暗でした。衣服の洗濯をどこでしているのか尋ねると、道路を挟んで向こう側の村の共同ハンドポンプで洗濯をしている、ということでした。
見に行ってみると、ハンドポンプ周辺は日陰になっており、横の溝と同じように低い場所に作られていました。汚れた水が常に溜まっていて、ここで洗濯をしたら、ばい菌をつけに来ているようなものだと思いました。
ハンドポンプの設置場所、設置の仕方、そしてそこからどう排水されるか、よく考えずに設置されたようです。排水溝も汚水やゴミが溜まっていました。
ビハール州政府は最近あちこちで上水道や下水道の工事をしていますが、実際に村々に行き届き、使用されるようになるには、、、かなり長い年月が必要だと思われます。
とりあえず、衣服を洗濯する際に水に混ぜる消毒薬を渡し、使い方を説明しました。
赤ちゃんの母親や祖母も同じ皮膚病になっていたので、クリニックで受診するようにアドバイスしました。
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