2018年2月4日日曜日

骨折固定具を外す手術が成功し、学校に復活!


カラン君が学校に戻って来ました〜!

彼は一ヶ月半学校を休んでいました。

1年半ほど前に、自転車で下校していた際、トラックに追突され、全身打撲、大腿骨と腰骨を骨折し、一時意識不明になりました。

州都パトナの病院で手術が行われ、大腿骨の腰との関節部分に何本か固定具が埋め込まれました。

1年以上経ち、そろそろその固定具を外さないといけなくなり、またパトナの病院に行きました。

ところが、そこで手術前の検査を受けると、医師は「固定具の手術は失敗だった。もう一度さらにしっかりした固定具を埋め込まないといけない。」と言いだしました。

その手術費用は、固定具を外す手術の何倍もするということでした。

困ってしまったご両親は、別の病院を探すことにしました。

あちこちの病院を周り、ガヤの外科専門のクリニックに行きました。

すると、検査結果を見て、ガヤの医師は、「失敗ではない。もう固定具を抜いても大丈夫です。外す手術をしましょう。」と言いました。

そして、手術が行われ、4日間入院し、その後一ヶ月半、自宅療養していました。

それから、冬休みが開けた1月、カランはスーリヤ校に戻って来ました。

少し痛みはあるものの、歩けます!

これまでも、大腿骨に太い釘が何本も刺さったまま、自転車で自宅から学校へ通っていました。

多分、5キロくらい離れていると思います。

バスのルートとは全く別の方向なので、自転車で通うしかなかったのです。

今回の手術前、彼は実は涙をにじませていました。

手術後、一ヶ月から二ヶ月ほど、学校に行けなくなるからです。

私は、「手術するのは足と腰なんだから、頭と手があるでしょ。入院する時、教科書を持って行って勉強したら?」と励ましました。

とても向学心の高い生徒です。

将来は、メカニカル・エンジニア(機械工学のエンジニア)になるのが夢です。

お父さんが大工さんなので、ものづくりに興味があるようです。

「もうこれで、思う存分、勉強出来ます!」と、カラン君は言いました。

手術の成功を祈ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

↓ 手術前のビデオです。

交通事故で骨折した生徒の抜釘手術

0 件のコメント:

コメントを投稿