カラン君が学校に戻って来ました〜!
彼は一ヶ月半学校を休んでいました。
1年半ほど前に、自転車で下校していた際、トラックに追突され、全身打撲、大腿骨と腰骨を骨折し、一時意識不明になりました。
州都パトナの病院で手術が行われ、大腿骨の腰との関節部分に何本か固定具が埋め込まれました。
1年以上経ち、そろそろその固定具を外さないといけなくなり、またパトナの病院に行きました。
ところが、そこで手術前の検査を受けると、医師は「固定具の手術は失敗だった。もう一度さらにしっかりした固定具を埋め込まないといけない。」と言いだしました。
その手術費用は、固定具を外す手術の何倍もするということでした。
困ってしまったご両親は、別の病院を探すことにしました。
あちこちの病院を周り、ガヤの外科専門のクリニックに行きました。
すると、検査結果を見て、ガヤの医師は、「失敗ではない。もう固定具を抜いても大丈夫です。外す手術をしましょう。」と言いました。
そして、手術が行われ、4日間入院し、その後一ヶ月半、自宅療養していました。
それから、冬休みが開けた1月、カランはスーリヤ校に戻って来ました。
少し痛みはあるものの、歩けます!
これまでも、大腿骨に太い釘が何本も刺さったまま、自転車で自宅から学校へ通っていました。
多分、5キロくらい離れていると思います。
バスのルートとは全く別の方向なので、自転車で通うしかなかったのです。
今回の手術前、彼は実は涙をにじませていました。
手術後、一ヶ月から二ヶ月ほど、学校に行けなくなるからです。
私は、「手術するのは足と腰なんだから、頭と手があるでしょ。入院する時、教科書を持って行って勉強したら?」と励ましました。
とても向学心の高い生徒です。
将来は、メカニカル・エンジニア(機械工学のエンジニア)になるのが夢です。
お父さんが大工さんなので、ものづくりに興味があるようです。
「もうこれで、思う存分、勉強出来ます!」と、カラン君は言いました。
手術の成功を祈ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
↓ 手術前のビデオです。
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