1月21日(日)、ビハール州全体で行われたヒューマン・チェーンに、スーリヤ・バハルティ・スクールの6年生から10年生が参加しました。
去年はビハール州で施行された禁酒法賛成のヒューマン・チェーンでした。
今年は、幼児婚禁止・持参金禁止の法律に賛成するヒューマン・チェーンです。
この法律も、ビハール州政府が制定しました。
以前から、法律的には、幼児婚や持参金は禁止されていました。
しかし、その法律を守る人はほとんどいなかったのです。
私たちスーリヤ校は、以前から幼児婚を防ぐ教育を行ってきました。
ブッダガヤ周辺の村では、幼児婚はごく普通のことです。
よくあるパターンは、8歳前後で親が決めた相手と一回目の結婚式をします。
これは婚約の儀式のような感じで、普通はその後もそれぞれ自分の実家で暮らします。
(働き手として、幼少時から嫁ぎ先に行かされる場合もあります)
女の子側が初潮を迎えたら、2度目の結婚式をして、正式に嫁入りします。
だいたい、13歳から15歳前後の頃です。
スーリヤ校の前身チルドレンスクールを始めた頃(2001年〜)に通っていた女子生徒は、13歳前後で結婚させられた子が多かったです。
将来を期待していたとても優秀な女子生徒もおり、5年生、6年生くらいで結婚させられ、私は大変ショックを受けました。
そして、教師たちの協力を得て、スーリヤ校の生徒たちに、結婚年齢の法律を守るよう、常に呼びかけることにしました。
インドの法律上の結婚可能年齢は、女子は18歳、男子は21歳です。
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教育を受けることで、良い仕事に就き、豊かになれば、将来、親が楽になるということ。
就職してから結婚すること。(学生の間に結婚して子供がたくさん生まれると、学業を継続するのが困難になり、学業を諦め、労働者になるパターンが多い)
子供の宿題は母親が見ることができれば、子供の学力が伸びるので、女性が教育を受けることはとても重要だということ。
小さな子供や、家族が病気や怪我をした時、とっさの判断や看病など、女性が教育を受けていることで家族が大変助かるということ。
母親が衛生観念や病気や感染症に対する知識があれば、予防ができ、子供や家族の健康を守ることができるということ。
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などなど、機会ある度に生徒や保護者たちに訴えてきました。
そして、もちろん、今回のヒューマン・チェーンにも参加しました。
しかし、実際、この法律を守ろうという人たちがどのくらいいるでしょうか。
警察がよほど厳しい取り締まりをしない限り、なかなか慣習は変わらないと思います。
持参金の問題も大変難しい問題です。
昔から続く習慣で、結婚の際、花嫁側の親が花婿側に持参金を渡します。
その持参金は幼い頃に結婚させれば安く済みます。
それが田舎で幼児婚が多い理由の一つです。
また、いい家に嫁がせようとすると、高い持参金を要求されます。
生まれる子供が女の子ばかり続くと、将来持参金をそれぞれ払わなくてはならないので、両親は経済的に大変苦しくなります。
胎児の性別が女の子だとわかると中絶する人が多いため、インドでは超音波検査で胎児の性別を聞くことも教えることも禁止されています。
複雑な悪習慣をなくすため、二ティッシュ州知事は幼児婚禁止・持参金禁止の法律をビハール州で制定しました。
私は本気で賛成です。
州政府に協力して、これからもスーリヤ校から地元の人々に呼びかけて行きたいです。
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