2015年9月から訪問する村を2ヶ所にしました。妊婦と新生児の健康相談、妊婦の体重測定と血圧測定、新生児から一歳未満の乳児の体重・身長測定、母親達への衛生教育・育児指導を行っています。
毎月の体重・身長測定を通して、栄養が足りているか、どこか病気ではないかなど、新生児や乳児の健康状態を母親に意識してもらうのが目的です。
様々な村をリサーチし、特に貧困レベルが高く、新生児が多い村を選びました。
村には政府が契約しているアンガンワリという女性がいます。
アンガンワリの仕事:
政府が支給している食料で定期的に妊婦や新生児の母子に対して食事を提供。
妊婦の出産の際に病院に行くように説得。また、病院に連れていく。
予防接種の呼びかけと実施。
私達は村での活動は、彼女たちの協力を得て行っています。
アーシャという村の産婆さんにも村の女性たちの出産の状況について聞いています。
以前に比べると、州政府が奨励しているからですが、病院での出産がかなり増えて来ました。
しかし、まだまだ昔ながらの方法で自宅出産をする人もいます。
病院で出産すると、産婦も、連れて行った人も奨励金がもらえます。
出生時の体重など、出産の記録などが書かれる母子手帳(冊子にはなっておらず、折りたたんだ地図のような紙)がもらえます。
妊婦で出産が間近な人に質問してみると、病院での出産は気が進まないと言っていました。
病院だとすぐに帝王切開される気がして怖いのだそうです。
自宅での出産は何もなければいいのですが、もし何か異常があり、すぐに処置しなくてはならない場合、間に合わない、と説明し、病院ならすぐに対応出来ると、病院での出産をお勧めしました。
乳児や幼児で気になったのは、皮膚病です。
貧しい村は生活用水の水質が悪く、また水路が整っていないせいであちこちに不衛生な水溜りが出来、ばい菌が繁殖しやすい状況にあります。
無料で治療してくれるクリニックを紹介していますが、村の女性はなかなか病院に行きません。
いつかは村に定期的に医師・薬剤師を呼んで巡回診療が出来ればいいなと考えています。
村の女性たちや子供達が健康で元気に生活出来るよう、お母さんたちの教育に力を入れてまいります。
インド人の皆さんは涼しくなった、と言う30度から35度の気温の中3時間ほどいるのは、日本人としては結構しんどいです。しかも村人や子供達が取り囲むので風が通らずサウナ状態です。村にはトイレがないので水を飲むのを控えていたらふらふらになります。自分の一歳の乳児も村に連れて来ています。私が仕事している間、バッファローとヤギの横で遊んでいました。(スタッフがついてくれています)丈夫に育ちそうです。
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