今、インドのニュースチャンネルを賑わせている話題は
ムンバイ警察 VS パトナ警察 です!!!
前回お伝えした俳優スシャント・シン・ラジプットの謎の死についての調査で、
地元ムンバイ警察と、スシャントの出身地ビハール州パトナの警察が、
バチバチと火花を散らしています。
6月14日に死亡が確認され、現場に到着したムンバイ警察は、
首吊りによる自殺だと発表しました。
遺書が見つからなかったこと、首の傷の場所が首の真ん中であること(首吊りならもっと顎よりのはず)、首を吊っている状態の写真やビデオがないこと、首吊り現場の天井とベッドの間が、身長が高すぎて首を吊るのが難しいこと、救急車が3台から4台あったこと、救急車に搬送される遺体が手足が真っ直ぐの状態と、横向きに足を曲げている状態と、2種類あること、同居者が二人行方不明であること(一人は昨日のニュースで生存確認)、などなど、他にもたくさんの謎があります。
ムンバイ警察は検死の結果が出るのを待たず、
死亡発見とほぼ同時に「自殺」だと発表しました。
そして、それから一ヶ月半、スシャントの元恋人や、友人や、
ボリウッドの関係者を呼び出して調査をしていましたが、
何ら結果を出さず、そのまま自殺として調査を終了しようとしていました。
そして、7月28日、スシャントの父親が、パトナ警察に、
スシャントの元恋人リア・チャックラバルティに対して、
息子の17カロール(一億七千万)・ルピーを着服した疑いがあるとして、FIRとして訴えました。
(1カロールは1千万)
また、リアが薬を使って、スシャントを自殺に追い込んだとも父親は訴えています。
インドのスシャントファンは、この父親の訴えに、
やっと家族が立ち上がってくれたと一瞬喜びましたが、
訴えの内容を読み、息子が「自殺」に追い込まれた、とあったので、
がっかりしました。
ファンたちや、一部の真実を追求するジャーナリストは、
スシャントは殺害されたと考えています。
リアに対しては、スシャントのクレジットカードを
すべて持ち出して使用していたことがはっきりしています。
2019年、リアに出会う前は46カロールあったのが、2020年2月頃には2カロールまで減っていたそうです。
父親の訴えでは17カロールとなっていますが、実際はもっとリアが引き出したり家族の口座などに送金した可能性があります。
父親の訴えを受理したパトナ警察は4名の捜査官をムンバイに送りました。
ところが、ムンバイ警察はパトナ警察の捜査に協力してくれません。
6月8日、スシャントの元マネージャー・ディシャが死亡(ムンバイ警察によると自殺)したケースについての資料を、パトナ警察がムンバイ警察に請求したところ、なんと!
「間違って削除してしまいました。」とムンバイ警察は答えました。
パトナ警察が、「削除したデータもリカバリーできるので、手伝いましょう」と伝えましたが、コンピュータは貸し出しできないとの返答があったそうです。
ありえないことが、インドでは起こります。
そして、4人の捜査官がムンバイで捜査を始めてから四日後、さらにSP(地方警察長官クラスの高級警察官)がパトナからムンバイに送られました。
すると、、、、、!
ムンバイ到着後、マハラシュトラ政府のBMCという役所から、2週間の検疫待機の命令を受けました。
同じ飛行機に乗っていた人たちはその命令は受けていません。
その特別任務のために来た高級警察官だけ!
ゲストハウスに2週間待機命令を受け、
誰とも接触することを禁止されました。
(部下の捜査官とも面会を禁止されています。
先に到着した4名の捜査官は検疫の命令は受けていません。)
ビハール州の警察長官はこれに対して猛反発しています。
なぜここまで、徹底的にパトナ警察の邪魔をするのか?
実はスシャントの死や、元マネージャーの死に、
マハラシュトラ州州知事の息子が絡んでいるそうです。
続きは次のブログで、、、、。
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