4月16日、スーリヤ・バハルティ・スクールにて、裁縫教室の六ヶ月コースをスタートしました。
これまでも、スーリヤ校などで、村の女性たちに裁縫を教えてきましたが、人数もばらばらで時間もばらばらでした。
裁縫の担当の教師やアシスタントスタッフたちと話し合った結果、裁縫教室として、六ヶ月のコースを開き、コース修了者には修了証書を渡そう、ということになったのです。
裁縫教室の場所として予定していたのは、スーリヤ校の前の校舎、隣の村の現在の公民館でした。ところが、先月、ある問題が起こったのです。
いつものように母子健康教室を開催し、その際、以前数名から裁縫教室の要望があったので、受講者を募集したところ、村の政治家タイプの女性が先導して、「裁縫教室は開かせない!裁縫教室を開くよりも、孫をスーリヤ校に入学させろ!」と集団でおしかけてきたのです。
私はその日、別件がありその場にいませんでしたが、母子保健プロジェクトと裁縫教室を手伝ってくれている教師たちから、後でその様子を聞きました。
その女性はなんと棒まで振り回していたとか!「孫を入学させないと棒で叩く!」と叫んでいたそうです。
レイカ先生は機転を利かせて、「私たちは裁縫と母子保健プロジェクトのスタッフです。スーリヤ校の入学に関しては関係ありません。受け入れられる生徒数は限られています。あなたの孫を入学させてあげる代わりに、今現在、兄弟数名が通っているなら一人だけにして、他の子は辞めさせましょうか?」と言ったところ、その女性はひるんだそうです。
この事件(?)を聞いて、裁縫教室の場所を、村の公民館から、スーリヤ校内に変更したのでした。
六ヶ月のコースは、40名限定です。一部と二部に分かれ、20名ずつ教えます。今日はコースを受講する村の女性たちが約40名集まりました。受講者の中には、スーリヤ校の卒業生もいます。去年の卒業生や数年前に退学して母親になっている卒業生もいます。
彼女たちを見ていると、2001年に開校したときのことが蘇ってきました。体は大きくなっても、無邪気さは変わりません。彼女たちの笑顔に囲まれ、時間が戻ったような錯覚を覚えました。
学校のキャパシティはどうしても限界があるので入れてあげたいけど無理ですね。棒を振り回して押しかけてくるなんてよほどのことなのでしょうが。場所をスーリア校にして正解ですね。そんな人たちが押しかけてくるところで落ち着いて授業はできません。
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