スーリヤ校教師ニータ先生の義妹さんの結婚式にご招待いただきました。
ずっと探していて、良い縁談が見つかったと、とても喜んでいらっしゃいました。
適齢期(20代)の花嫁は嬉しそうです。
無理矢理結婚させられる花嫁とは表情が全く違います。
本人が望んだ時期にふさわしい相手と結婚。
みんながそう出来ればいいのですが、、、田舎は親による強制結婚・幼児婚の習慣はなかなかなくならないようです。
ここからは一般的な村の結婚式について。
4月から5月にかけて結婚式シーズンです。
同じ日、主人は別の友人の結婚式に参加するので、それぞれ分かれて出席しました。
40度を超えるこの時期に、多くの人たちがなぜ結婚式をするのでしょう?
それは、経費が安くつくからだそうです。
村の人に聞いたところ、「暑い時は、外でどこででも寝られる。毛布もいらない。」と答えました。
なるほど。
結婚式前後は数十人の親戚が集まります。
新婦側が新郎側の親戚の宿泊手配もする場合が多く、大変な人数になります。
村の集会所や政府の学校を借りたりします。
都会の中流以上の家庭の結婚式は、もちろん、夏でもホテルを予約しなくてはなりませんが。
この時期に結婚式に参加するのは、日本人にとっては命がけです。
昼間40何度だと、夜は40度以下に下がっても、大抵35度以上あります。
しかも、親しい友人に呼ばれた場合、3時間以上参加することになります。
もちろん、エアコンなんかありません。
特に女性は奥の部屋に押し込まれます。
来客の男性たちにあまり顔を見せないよう、女性たちは家の奥で控えていることが多いのです。
想像してみてください。
35度から40度の気温の中、狭い窓のない部屋で、女性10人くらいとぎゅうぎゅうに詰めて座って3時間・・・。
命がけです。
扇風機すらない時もあります。
そして村の結婚式で困るのは、トイレがないことです。
体内の水分のバランスをよく考えて水を摂取しないといけません。
水を飲まなかったら、脱水症状になって、膀胱炎になることもあります。
本当はたっぶり水を飲まなくてはいけないのですが、飲みすぎるとトイレに行きたくなります。
このバランスを考えて、水は少しずつ、頻繁に飲むようにしています。
そして、結婚式から帰宅したら、レモンジュースを飲みます。
「ニンブーサルバート」というレモンジュースには、砂糖だけでなく塩も入れるので、ちょっとポカリスエットのような感じになります。
ブッダガヤの4月から6月は40度からたまに50度を超える気温になります。
この時期は汗をかいているという認識がないまま、服は白く塩が浮き出ます。
汗は皮膚から瞬間的に蒸発しているのです。
だから、この時期、特に外回りの仕事をする日は、3リットル以上水を取るように心がけています。
0 件のコメント:
コメントを投稿